夢と現実の深夜便

NEWS・シゲ担の偏った目線からお送りします

自担とは膝を打つ本である

ジャニヲタにとっての『自担』の有り様は実に多種多様でまさに十人十色。ヲタク界隈でしか伝わらないピンポイントな単語のくせに、内実はとっても複雑だ。

体感として、ハマってからの経過年数が長いほど、自分にとって自担とは一体なんだろうと自問自答するヲタクは多いように思う。それは長い春がもたらす情熱の鎮火だったり、自担のスキャンダルに影響を受けたり、それこそヲタクとその担当アイドルによって様々だ。
 
私の場合、きっと自担・NEWSの加藤シゲアキは表題の通りの存在で、私にとっての彼は人生に欠かせない一冊の本に近い。もちろん《今のところは》という注釈は永続的につくのだけど。
この比喩は自担がジャニーズ初の小説家だからというわけではなくて、私の本に対してスタンスがたまたま自担に当てはまったからだ。
 
私の読書のピークは小学生だった。
電車通学をしていたこともあって、電車内で児童書を読むのが日課になっていた。字が大きいから多少揺れても目は疲れないし、飽きるほど長くもないし。しかも騒ぐこともなく、一石三鳥。
でも大人になると、音楽やゲーム、SNS…車内で時間を潰すためのコンテンツは格段に増えて、日課から読書の文字は消えた。
 
読書が日課や暇潰しではなくなった頃、ある時、友人がこんなことを言った。
「賢い人の言葉ってまるで宝石みたいで、キラキラしていると思わない?」
いい言葉だなぁと思った。
昔のヨーロッパでは本に鍵をかけていたという話があるけど、それだってきっと、宝箱に鍵をかける感覚だったんだろう。
 
だからといって私が特別活字を愛することはなかったが、それでも、本を読んだことではじめて腑に落ちたり共感したり糧になる、というド定番の経験を大人になってから何度となくした。
偶然手を伸ばした本に自分が抱える何かしらの疑問の答えを見いだすというのは、とてもアナログな出会いの一種で、まるで金脈を探すような楽しさと切実さがある。
 
自分の行動原理は何かと考えたとき、私は真っ先に「共感」だと答える。しかも共感されるのではなく共感したい。愛されるよりも愛したいってやつ。
そして幸運なことに、共感することに飢えている私を一番的確に満たすのが本との出会いだと、私としても知っていたので。
 
それはきっと人生の起伏によって何冊にも入れ替わる可能性がある。あるんだけども。
私の心の本棚に読みふるされた本があったとしたら、加藤シゲアキというタイトルだ。たったそれだけの話である。
 
見ていて他人事とは思えない。
わかるなぁ、と胸が熱くなる。
勿論憤りや不満や疑問が皆無なわけではないけど、それでも行く末を案じて気にかけたい。
 
まとめるとたったそれだけのことが、
私にとっての『自担』だ。
 
アイドルは生き様であり、生き様を通してヲタクは物語を読み深める。その醍醐味を誰より私に感じさせてくれるのが『自担』で、加藤シゲアキだ。
 
最近読んだ記事で、ワンピースの作者・尾田栄一郎が「最近の漫画は整合性を求められすぎているんじゃないか」という旨の話をしていた。自身が少年時代はそんな漫画が皆無で、ならば自分で描くときに整合性を求めたら(伏線回収や辻褄を合わせれば)面白いのではないかと始めてみただけで別にそれが正解だと思わない、というのだ。
私はワンピース映画でNEWSのサヤエンドウ(曲名)を好きになったので、これはかなりエモいポイントなのだが、あぁこれはアイドルにも言えることだなぁと思った。漠然とした書き方になってしまうけど、本当に、そういうことなんだよなぁと。
 
私にとっての『膝を打つ一冊』と『自担』の概念はほぼ同調しているけど、これらは時流に問わず私にとって興味深ければそれでいい。
決してブームでもなく。
リラックスして享受出来る。
+萌えがあれば、一丁上がり!
 



…………………。


なんだか眠くてふわふわした気持ちでダラダラ書いたから文体も変だね。そもそも文体決めてないしね。決めた方がいいんだろうけど~だるいな~笑。でも一度書いてみたかったテーマなので満足。
シゲちゃんに触れていると本に支えられた日々を思い出すんだ。現実にシゲちゃんに支えられたと思ったのはSMILE MAKER(曲名)だったけど。
あれよ、「支えられた」って感覚がある人からはなかなか離れられない。シゲちゃんとB'zがそうなのよね。

ほんとのほんとに、おしまい。
おやすみ。