4/27のビビットを見て
山口くんのことを自担は話さなきゃいけない。
会見が昨日の話で、今日がビビットレギュラーの金曜日だから。新装されてからあまり見れなくなってしまったけど、今日はちゃんと見ようと思って、10分前にスタンバイして見ました。
昨日に引き続き太一のスーツは質素で、目は真っ赤で、連帯責任を主張する気丈な姿勢があまりにも立派でかえって辛く感じてしまった。
そんな中、政井さんの簡潔な意見や真矢さんの太一への優しさに泣けたり。だって番組MCという立場上仕方ないとはいえ、太一(や他のTOKIOの3人)だってある意味被害者だから。
アルコールに限らず何かの依存者を身内に抱えている人は日本に沢山いると思うし、彼らの多くは仕事仲間ではなく血縁者だったり、支えるにしても経済的に厳しかったり、もっと条件が切迫している場合もあるはず。実際身内がアル中で傷ついてきた人のツイートをこれまで何度もツイッターで見てきた。
そんな人たちと、太一たちはほんの少しだけど近い立場だと思うので、テレビという公共の電波で太一の心情や立場に寄り添おうとした真矢さんのコメントはとても優しく感じた。
日本は身内の恥に敏感だし、連帯責任の精神が強い。それってなんだか介護問題みたいだ。
自担のコメントの前に、昨日のツイート。
アルコールに限らず日本は「依存症」への認識がまだまだなんだろうなぁと、以前『恋人はセックス依存症(原題:Thanks for Sharing)』を観たときに思ったんだよね。依存症って一種の弱者だと私は思うけど、日本は一度道を踏み外した弱者の社会復帰(≒更正)にそこまで力を入れられてないんだろうなって。
— さいとう(REST) (@enjoy3110) 2018年4月26日
この映画はアメリカのラブコメだけど、様々な依存症の人がそれぞれ克服すべく(依存症の種類に問わず)一つのグループに参加して自らと向き合う努力している様子が描かれている。セックス依存症も、痴漢も、薬物も。みんな一人じゃ到底無理だから仲間と集う。
— さいとう(REST) (@enjoy3110) 2018年4月26日
家族や身近な個人に依存者回復のための負担が行くは、介護と一緒で私は難しいし強制するのも酷な話だと思うけど。社会福祉の一つとしてもっと確立されても、そろそろいいんじゃないかなぁと思った。海外の専門家とかこういう時、どう見るんだろうね。
— さいとう(REST) (@enjoy3110) 2018年4月26日
アルコールもニコチンも身近だからきっと誰だって依存症になり得るんだろう。主婦だってキッチンドリンカーって言葉があるし。
— さいとう(REST) (@enjoy3110) 2018年4月26日
ただ、それらの依存症の人間が必ずしも法を犯したり弱者に欲望をぶつけるわけじゃないから分けて考えた方がいいんだろうけど。
被害者の親は、山口くんの未来を奪うことを求めている訳じゃないとあった。
それって、優しさとか譲歩とか綺麗事とか、そういうのじゃなくて現実問題《依存から脱却して二度と同じ過ちを繰り返さないこと》が何よりの償いになるっていうことだろうな、と思った。
それくらい依存と共に惰性で生きて何もかも諦めてドロップアウトするより、依存を克服して立ち上がる生き方が辛く険しく果てしないってことじゃないのかな。
社会的影響力のあった今回の件は、依存症で苦しむ本人ないし身内の光明にしていかなくちゃいけないし、今もしタイミングを逃したらもう二度と注目されないんじゃないかなと思う。
社会として向き合わないといけない問題を個人に背負わせるのは酷というより無理難題だよ。それこそ何を夢見がちな根性論を語っているの?と、感じてしまう。
山口くんは悪いことをしたけど、自覚は足りてないけど、色々最悪のことが重なって、あーあって感じだけど。
見捨てる社会もまた怖いな。
TOKIOとしてまた活動して欲しいってことじゃなくてね(バンドだからどうなるんだろうとは思う)。
山口くんでさえ、依存症になっちゃったんだよ。
昔から思ってるんだけど、子供の頃から芸能界にいるのに、それにしてはジャニーズってまだ健康的に生きている人が多い方だと私は思うんだ。ハリウッドの子役とか、結構大変なことになりがちじゃない。でもアメリカにはリカバーする制度が整っていて、立ち直っている有名人だっている。
私は「絶対」なんて良くも悪くもない、と思っているから、山口くんに起こり得たことが氷山の一角かもしれない、というか私や家族もいつ依存症になったり加害者側に回ってしまうのかなんて、全部結果論で死ぬまで分からないと思っているクチなんですよね。
それは相手を信用・信頼していないとか、
山口くんを擁護したいとかでは一切なく。
ここでようやく自担のコメントに触れます。
なにやってるんですか!って…
(中略)
大好きな先輩だったんです。
そんな先輩の、あんな情けない姿は後輩として見たくなかったですし、昨日の太一くんの表情、コメントも、させて欲しくなかったと、後輩は素直に思いました。
これからはともかく反省して欲しいと思うのと(中略)その一方で、(中略)被害者のことはちゃんと慮って欲しいと思いつつも、「一人の人間の未来を奪われることは望んでいない」と被害者家族の方のコメントでもありました。
そういう意味でも、お酒で悩んでる人って沢山日本でもいて、そういう人の希望になると思うんです。戦って、強い山口くんをもう一度見たい。
ジャニーズの後輩として、本当に偽りのない率直な言葉だなと感じた。ファンもこう感じていた人は多いんじゃないかな。
もう散々言われてるけど、山口くんは甘えたで弱いかもしれない。『TOKIOの山口達也』でなければ抱えなかった孤独があったかもしれないし、見失わずに済んだ常識とか良識もあったかも。そんな生き方で済んでる芸能人だって、もしくは一般人だって沢山いるかもしれない。
越えてはいけない一線をギリギリで生きて、結果、越えてないから見過ごされている人もいるでしょう。
山口くんだって今回の件までそこまで注視されていなかったようだし。
でも一線を越えてしまったら、
強くならなきゃいけないんですよね。
それが義務なんだと思う。
強くならなくてもいいか弱いだけの存在から、変わらないといけない義務を山口くんは背負ったんだよね。
そしてそのモデルケースにならないと、
第二、第三の山口メンバーが生まれてしまう。
絶対ないなんて誰が言い切れるんだろう?
そんな風に思いました。
そして最後に。
なんでアルコール依存症って分かってて専門家を番組に呼ばないんだ?と疑問しかないけど他の番組だったら出るかなぁ
— さいとう(REST) (@enjoy3110) 2018年4月27日
折角、芸能界において山口くんから一番近い同じグループの太一と、二番目に近い事務所の後輩である自担がいるのだから、専門家の意見を聞かせてあげて欲しかったな。
それだけ引っ掛かったけど、今日、自担の声を直接聞けて良かったです。
全ての被害者が癒され、
依存症への認識と対応が前進して
加害者になる人間が減りますように。